私共、株式会社バックグランドは、世間ではあまり知られていませんが、建物を施工するうえで非常に重要な役割を持つ、「建築施工図」を事業の主軸に置き、建設工事現場での下支えとして奮闘して参りました。そしてこれからもこの会社方針は変わることはありません。
　現在東京では、2020年の東京オリンピック開催に向け、競技施設を初め、集客を見込んだホテルや商業施設、その他様々な建物の建設工事が急ピッチに進められておりますが、どこを見ても人集めに苦労しており、現場で働く工事関係者だけではなく、我々施工図業界も同様に人材不足に悩まされております。しかし、私共がやるべきことは、一緒に悩むことではなく、現状を克服する工夫とその先にある未来を見据え、どのように取り組むべきかを考える事で、そしてその第一は、日々進歩を続ける建設業界の中で、社業である「建築施工図」分野において、優秀な人材を育成することです。それは社業発展の為だけではなく、施工図業界自体の発展の為にも必要不可欠なものであり、最優先で取り組むべき事だと考えます。そのため、新会社　株式会社バックグランドプラスでは、主要事業である建築施工図及び、その付帯業務に携わるスタッフを３つのグループに分け、それぞれのグループに担当の取締役を置き、スタッフの指導、教育から、担当取引先との協議、調整、伴うスタッフ配置、その他グループ内でおこる様々な懸案事項の解決など、事業遂行に於ける意思決定を円滑化し、迅速な対応の実現に向け、取り組んで参ります。今後共ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
                                          専務取締役　小坪圭二

　皆様いかがお過ごしでしょうか。株式会社バックグランドが中目黒に腰を据え、早二十余年。新しい年号となる今年、新会社としての第一歩を踏み出します。私も、その新会社の取締役という大役を任され、会社運営に携わる立場として、社員のみんなと共に新しい一歩、そしてより良い新会社としての歩みを進めて行く事となります。私の座右の銘でもある、「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵」という、武将の言葉は継承しつつ、新しい事には果敢にチャレンジしていくという「継承と刷新」を信条に運営にあたっていきたいと思っています。会社は社員の為、社員は会社の為、社員のみんながより良い未来へと進める基盤を作り、社員と一緒に考え、ともに歩み、みんなが笑顔になれる組織づくりを行っていきたいと考えています。
　建築業界においては、2020年東京オリンピック後も都心部では多数の大規模開発物件が計画されており、その中で我々がどれだけの未来予想地図の物件に携わり、どれくらい地図に残る仕事ができるか、そしてより多くの社員がその物件に携わることで、誇りを持ち、自分がどれだけ社会に貢献できたのかを実感してもらいたいと思います。少子化、若者の建築離れにより業界としても人材不足が嘆かれる昨今ではありますが、力のある仕事、魅力のある会社として、より多くの人材を育て世に送り出していけるよう邁進していきますので、よろしくお願いいたします。
                                            取締役　細川裕介

　今年から新会社バックグランドプラスとして、新たにスタートを切る事になり、私個人としても取締役というポジションに任命され、喜びに満ち溢れております。通常の業務に加え、会社運営に携わって行く事になりますが、会社の発展に繋がるように皆様のお力をお借りして、今まで以上に励んで行く所存でおります。
　私が入社したての頃、仕事を教えて頂いた諸先輩方は既に引退されておりますが、ご指導を頂いた様々な事は昨日のように覚えております。そして、最近は、諸先輩方から教わった事を若い世代に橋渡しをする役割にあると感じております。また、当時の繋がりにより、今でもお仕事を頂いている事にとても感謝しております。
　私は常日頃、意識している格言があります。
「真剣だと知恵が出る」「中途半端だと愚痴が出る」「いい加減だと言い訳ばかり」
　ある現場の壁に貼ってあったこの言葉を見てハッとしました。それ以来、愚痴や言い訳が出そうになる寸前で押えるように意識しております。この事は、人とのコミュニケーションをとる上でもとても大切な事だと思っております。私達の職種は、単に図面を描くだけでなく、人と人との繋がりが重要な為「技術力、組織力、コミュニケーション力」に長けたエンジニアを育てることに力を注ぎたいと考えております。そして、お客様の気持ちを大切にして、出来る限りニーズに答えられるように努力していきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願い致します。
                                            取締役　菅原英明